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テストの日の職員室

今日と明日は学年末テスト。
保健室受験はあったけれど、それでも、テスト中は私は結構のんき。
同僚と、微妙に、いつも、モチベーションが違うのが寂しいこともあるけれど・・・。

・・・で、暇だったので、1年生の数学のテストを受けてみた。
「珍答があっても、爆笑しないでくださいよー」・・・と、提出。
採点しながら、彼は、「おーっと」と声を上げました。
大人でもここは取れるはずの方程式の部分で、思いっきりミスっていたようです。
昔から、必ずどこか一問は「やっちまった」があって、
「絶対に満点を取れないタイプ」だったのですが、
そういうのはいくつになっても治らないみたいです。

…ま、とりあえず、大恥はかかないで済むくらいには出来たけれど、
現役離れて長いと、数学みたいな教科でも、もう、
「憶えていませ~ん」ってコト、結構あるんだなぁ…と実感。


試験日の午後は、採点している先生方の間で、
ときどき笑い声が上がる。
「座布団一枚!」って感じの珍解答・迷解答が、毎回あるからね。

私が過去に「ナイス!」と思ったのはふたつ。

ひとつは、保健体育。
同業の方なら、大人でもわかるでしょう「スキャモンの成長曲線」の問題。
スキャモンの部分を答えるように作られていたのですが、
やっぱりいましたよ「フェロモン」って書いたヤツ。

もうひとつは、いまだに私の中でグランプリになっている迷回答。
今日も、数学の先生と、思い出して笑いました。
教科は家庭科。
「ステーキの焼き方で中まで火を通して欲しいとき、
お店の人になんと言いますか」っていう問題だったと思う。
答えは「ウェルダン」なのですが、こんなふうに書いた女のコがいました。

「よく焼いてください」

・・・間違っていません。決して間違っていません。
彼女は充分、生きていかれると思いました。
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by noraneko_89 | 2006-02-23 21:56 | 日々の暮らし

卒業生の訪問

卒業生が遊びに来た。
ここで詳しいことを書くわけには行かないのだけれど、
本当に、まあ、蔭ながらいろいろあった卒業生。
今は、定時制の高校に通いながらアルバイトをしている。

去年卒業してから、何度か逢いにきてくれたけれども、
逢うたびに彼女は大人になっていて、
そのことに私が励まされる。

今日はこんなことを言っていた。
「私、結婚したくないんです。結婚して、養われるって、人の世話になって生きるって
なんだかイヤで、自分の力で生きて行きたいから・・・」

結婚するしないは、まぁともかく、
コレが、一年前には「大人になったら働かなきゃいけないから、大人になりたくない」
と言っていた女の子の言葉かと思うと、こちらは目を見張るばかり・・・。

お金がすべてではないけれど、「稼ぐ」「稼げる」という体験は
確実に彼女をエンパワーメントしてくれている。
自分の力で、自分が生きていくためのお金を稼ぐ・・・という実体験によって、
ものすごく、彼女は、自分自身とその力に自信を持つことが出来るようになっていっている。
・・・そのことが、私にとってはとてつもなく嬉しかった。


彼女の元担任が、顔を見に来てくれたとき、
保健室には「イロんな事情」の在校生たちが集まっていた。
「ほら、アンタも自分がしてもらったことを、
こういう後輩に還していかなくっちゃ」
何気なくそう言った元担任のコトバに、彼女は、
「うん、だって、今、私の夢は保健の先生になることですから」
と答えた。

「保健の先生になるには、二通りあって、看護師さんになってから
1年学校に行くか、高校出てから、その専門学校か短大に行くか・・・」
彼女は、そう話してくれた。
そのふたつがすべてではないけれど、本気で、きちんと、
調べていることがわかった。

「よく調べたね」
というと、
「保健の先生になるっていうの、私の初めての夢だから」
と、彼女は言ってくれた。


私はすごく嬉しかった。
いつもどこか刹那的で、エネルギーの持って行き場が見つからなくて
将来に絶望していたような彼女が、目標を持ってそこに向かっていこうと
思えるようになったこと、その力だけで、こちらが勇気づけられた。

実際に、彼女が養教になるかどうかは、まだ全然わからない。
こんなふうに、目標を持って、明るい、強い瞳で世の中を見ることが出来るようになったら、
他にもたくさん、楽しそうなことやしたいことを見つけられるだろうし、
そしてそっちに目標が移っていくことは全然かまわない。

ただ、そういう目を持つようになったきっかけが
『保健の先生になりたい』という思いであったこと、それを、
私は誇りに思うし、それより何より、とても、ありがたいと思った。
感謝したい気持ちだった。

彼女に恥じない養教でありたいと、
心からそう思ったな・・・。
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by noraneko_89 | 2006-02-17 23:16 | そして、ありがとう

見つめてやった・・・

一昨日の彼女。
今日も変わらぬ様子で訪れました。

1年生で、ゆっくり休ませてあげたい子がいたのに、
困ったちゃんな態度をとる彼女とその友だちに、
職員室へ、ヘルプをお願いしました。

一昨日と同じく、たまたま「空き」だったのは学年主任。
一昨日と同じく、失礼千万な彼女たち。

「あなたたちは、親にちゃんとしつけてもらえなかったんだよね、かわいそうに」
そう、わざと言ってみた。
「なに?意味わかんない!!」みたいな、筋の通らない反論にも、
「うん、わからないよね、あなたには・・・」と、
変わらないトーンで続ける。
「親のせいじゃないし」
という反論は、すごかった。
それで少し安心した。

誰だって、自分の親を他人から悪く言われるのは面白くない。
この子たちも、ちゃんとその感覚を持っている。
「よかったな」・・・と思った。
・・・まあ、この発言で、私は思いっきり嫌われたかもしれないけどね。


もう、何を言ってもコトバじゃかみ合わないから。
ただただ、彼女のことを見つめてみた。
「何?」
と、彼女が言っても
「なんでもないよ」と言って、ただ、見つめ続ける。
私は決して目をそらさないよ・・・と思いつつ・・・。

「なんですか?」
「ん?なんでもないよ」
「何で見てるの?」
・・・というやり取りが、何度か繰り返された。

「・・・○○さんとも、あともう、何日一緒にいられるのかな・・・と思ってさ」
何度目かの時にそう言ったら、
「寂しいの?」
と、決してそんなこと思ってないんでしょ?っていう感じで、からかうように彼女が言ったので、
「寂しいよ」
とストレートに言ってみた。

「あんなに、何度も何度も一緒にいて、いろいろ話して、
でも結局、都合のいいときはニコニコするけど、自分の気に入らないことを言ったらプイ
・・・っていう関係しか作れなかったんだ・・・って思ったら、
すっごく寂しいよ」
どんなに彼女が茶化そうとしても、おチャラケようとしても、
微動だにしないつもりの重いトーンで、そう言ってみた。


手ごたえが、ちょっとはあったように感じたのは、私の思いすごしなのかな。
もう、本当に「あと何回」しかない彼女との接触の中で、
私にできることがあるとしたら、何なんだろう・・・。
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by noraneko_89 | 2006-02-16 23:02 | 日々の暮らし

多分中学に勤めているはず・・・

2年生のGくん。
いまさら書かないけれど、多々、問題行動の認められる困ったちゃん。

昨日だったかな、もう一人の2年生とともに授業を離脱してきたときに、
「くさい、くさい、くさい!とんでもなく臭いよ!
あなたたちは毎日この匂いを嗅ぎすぎて、鼻が麻痺してわからなくなっているんだろうけど、
具合が悪くなるくらい臭いんだよ!いなくなったあとも臭いんだよ。
気分の悪い人が来たとき、コレじゃ耐えられないよ。
そんな人は保健室には入れられないよ」
そう言って、追い出した。
だって、本当に、朝から香水一瓶浴びてきた?っていうくらいの匂いなんだもの・・・。


そのGくんが、1時間目から体育の授業を離脱して、
外の入り口をノックした。
「なんだよー、朝から・・・」
と思いつつ、おそるおそる(私自身も、本当にあの香水に辟易していた)ドアを開けると、
「先生!今日は香水つけてこなかったよ」
と、ニコニコ。


かわいい・・・あまりにもかわいいよGくん。
本当に、赤子のようにかわいい
キミが実際に赤子の大きさだったら、どれほどかわいかったことか(^_^;)。


・・・そうか、キミは本当は赤子なんだね。
キミがときどき、キレて手がつけられないほど暴れたりするアレは、
キレているのではなく、「疳の虫」っていうヤツなんだね、きっと・・・。


・・・・・・宇津救命丸・・・あげたほうがいいのかな・・・。
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by noraneko_89 | 2006-02-15 20:39 | 日々の暮らし

うちの娘だったら・・・

進学先も決まってしまい、
勉強する気なんて毛頭ないし、
学校にだって来たくないのだけれども、
「親がうるさいから」「他に居場所がないから」「退屈だから」・・・
というような理由で学校に来ている3年生が、
こう言っちゃいけないのだろうけれど、
本当に邪魔。

授業だってもう午前中しかないのに、
2時間目が始まったころに、遅刻してきて、
その上授業にも行かずに保健室に居座ったりして・・・。

濃い化粧と短いスカートを大目に見たとしても、
歩いた後に「匂いの道」が出来るほどに浴びたコロンは
本当に許せない。
逃げられないし、こっちにも移るし、いなくなったあとも残るし・・・
気分の悪い子には、たまらないと思うよ。
アレルギー症状が出ちゃう子だっているかもしれないよ。


そんな3年女子と、指導に来た学年主任とのやり取りの中、
「なんでいけないの?」「いいじゃん」
「イヤなんだもん」「つまんないんだもん」
「やりたいからやったの」
「授業は行かない、行きたくないもん」
「帰らない、帰りたくないから」
・・・そんな発言ばかりを「うぜぇんだよ」「うるせーなぁ」を
散りばめながら吼えまくる。

話し合いには、ならない。
理屈も筋も、説得もない。
どんなに勝手だろうが、迷惑だろうが、わがままだろうが、
それを押し通した者の勝ち、になってしまう。

「明日から化粧も落としてくるんだから」とか、
なんだかわからないけど威張って言っている。
何を勘違いしているんだ、この娘は・・・。


体罰には反対だ。
だけど、正直、「私の娘ならひっぱたいてやる」と思った。
そして、そのときの気持ちは、攻撃ではなかった。

TVで同じようなわけのわからない女の子を見ても
「なんなの?コイツ」と呆れた気持ちになるだけで、
こんなふうに腹立たしい思いになったりしないもの。
コンビニの前で逢った子にこういう態度をとられたら、
かかわりあわずにさっさと立ち去りたいと思うもの。

体罰も虐待もいけない。
でも、こんなときにわいてくる
「いい加減にしなさい!自分がどれだけ恥ずかしいことをしているかわからないの!?」
という気持ちは、・・・多分、「親心」だと思う。
人として恥ずかしい振る舞いを続ける娘を、これ以上人前にさらしておくわけには行かない、
そんな気持ち。
そんな、「このままにはしておけない」「放っておくわけにはいかない」
という思いは、身内だと感じる気持ちがあるから、沸いてくるのだと思う。

この娘は・・・
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by noraneko_89 | 2006-02-14 22:03 | いい加減にしろ!

濃い一日

月曜日から、濃かったです。

「ここのところ急に、しょっちゅう来るようになったなぁ」
・・・と思っていた女のコが、今日もまた体調不良。
「最近、急に体調悪いこと増えちゃったね。何かあった?心配なこととか、ヤなこととか」
・・・って聞いてみても、「ありません」って言っていたのだけれど。

ベッドじゃない、テーブルのほうで1時間ばかり好きに休ませたあとで、
「ホントはちょっと、ヤなことがある」
って、話し始めてくれた。

いわゆる『いじめ』。
それも、やっている連中の顔を思い浮かべても、彼女の話を聞いても、
それは、私が子どものころなら小学校の1、2年であったような、
『男子たちのからかい』。
あの時代だったら、クラスに一人、二人は必ずいた、弁の立つ
正義感の強い女のコが「男子たちやめなさいよ!!!」
とか言って何とかしのいでいたような・・・。

ああ・・幼い、どうしようもなく幼いのだ、この学年のオスザルさんたちは・・・。

もちろん、思春期の女の子にとっては、そんな毎日は針のむしろ。
彼女は「あと○ヶ月でこのクラスも終わるから」・・・っていう思いで
毎日耐えてきたけれども、限界まで来ていたのだと思う。


私の仲良しであるKちゃんクラスだったし、
彼女に了解を取って、すぐにKちゃんに耳打ち。
Kちゃんはすばやく対応して、放課後にはケリが付いた。
同期とはいえ、もう、ベテランの域だもんね。
私は、鮮やかなKちゃんの対応にため息・・・。


Kちゃんにとっては、大変な一日だったんだけどね。
学年内の教員の身内に不幸があって、その関係の授業変更で
朝からてんてこ舞い(彼女は教務部)の上に、
いじめられている彼女の対応、そして、いじめていた同じクラスの男子の対応、
さらになぜか、今日は熱を出すのも彼女のクラスの子ばかり。
しかもそれがいちいち、「親が留守」「鍵がない」「家が遠い」・・・・・・。

すわってお茶を飲む時間もなかったと思います。
でも、モレもオチもなく、キレイに全部を片付けていた。

「すごいなぁ」・・・と思ってしまいました。
年齢も、経験年数も、私と同じなのに・・・・・・。


「今日はホントにありがとう。ごめんね~、すっかりお世話かけちゃって、うちのクラスばっかり」
夕方、一息ついてそう言ってくれたKちゃんに、
ただただ、恐縮する私でした・・・。
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by noraneko_89 | 2006-02-13 22:20 | 日々の暮らし

穏やかな解決を誰よりも我が望む

「自分がイライラしているからってあたっている」
・・・といわれた。ええ、生徒に。


実際のところ、まったくイライラなんてしていなかったし、
怒ってもいなかった。
「怒る」って、「熱くなる」って、愛情なんだよ。
正直、そこまでの愛情を今は持っていないんだ、キミタチに・・・。
そのことを責められたなら、謝るけれど・・・。

そう、怒っていない。
怒った振りをしただけ。
もっと正確に言うと、
ただ、大きな声を出しただけ。

なぜなら、大きな声でイヤな言い方をされない限り、
キミタチは私の言うことに耳を貸してくれないからだ。


今は授業中だから教室に戻ろうということも、
今は、具合が悪くて寝ている人がいるから静かにして欲しいということも、
私は穏やかな声で口調で、何度も何度もキミタチに呼びかけたよね。
だけど最初から最後まで「無視」といってもいいような態度で、
キミタチはただ、キミタチのしたい放題にし続けていた。
30分でも、1時間でも、
おしゃべりは止まない、嬌声も止まない、走る、飛び出す、
乱暴にドアを閉める、開ける・・・・・・。

どうやったら、キミタチが、せめて今の瞬間
ベッドで休んでいる子の迷惑にならない態度を取れるのか、
さんざん考えた挙句、
もう私には、大声でたしなめることしか思いつかなかったんだよ。


キミタチが怒鳴られたくないように、
私だって怒鳴りたくはない。
だけど、怒鳴られない限り、キミタチは態度を改めない。


ねえ、私はどうしたらいいんだい・・・???
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by noraneko_89 | 2006-02-07 23:05 | いい加減にしろ!

とりあえず、無事・・・

1年生のクラスは、今日は欠席4名(インフルエンザ2名継続)。
そして、登校してきている子たちはみな、ほぼ元気・・・ということで、
朝のうちに両校医に報告して終わりました。

ま、まだまだ、怪しいクラスはあるので、気は抜けませんが・・・。

「次のクラスの時にはA先生に相談すればいいよね」と、
校長もにっこり笑っていました。

彼も、心配していたようです(笑)。
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by noraneko_89 | 2006-02-06 22:32 | ウイルス嫌い!!

来たよ!いきなりだ!!

いったんは0になったインフルエンザ患者。
1年のあるクラスに、再び出現したなぁ・・・と思っていたところ・・・・・・。

木曜日、私が一日出張で不在。
金曜日の午前中、私が体調不良で不在。
・・・の間に、爆発しておりました。

1年生のそのクラスだけが、欠席10名、インフルエンザ3名(確定)。
早退1名、有熱者2名、カゼの自覚症状を持つもの18名。

昼に出勤して、私がくたばっている間に他の職員でとってくれた
データをチェックして(本当にみなさんありがとう。肝心のときに
あてにならない養教でごめんなさい・・・)、
学校医と連絡を取り、午後のみ休業の措置へ・・・。


そのことのみは、優秀な職員たちのおかげで、
養教が腑抜けでありながらも滞りなく済みました、が、問題がひとつ。


以前にも書いたのですが、我が校の学校内科医は2名
しかも一名(A)は気難しくて、対応に細心の注意が必要です。
以前、私が赴任する前にも、その校医さんに連絡なく授業カットにしてしまい、
大変なことになったらしいのです。
それ以後、何が合ってもA校医への連絡なしに閉鎖はありえない
・・・ということになっていました。

ところが・・・。

真っ先にA校医に連絡したところ、なんとその日は『臨時休診』。
しかたがないので、校長に相談の上B校医に連絡。
昼休みであるにもかかわらず、さいわいB校医との連絡がつながり、
「今日のところは午後カットして、でも、土日が挟まるから月曜日は
いちおう普通どおりでいいのでは?そして月曜の登校状態を見て、
あらためて手を打ちましょう」
との助言により、上のような措置となりました。

ここまでのことは、まあいいです。A先生には連絡つかなかったし、
うちにはB先生もいるのだからそちらに相談するのは当然。
あとはA先生にFAXでこのことを報告しておけばいいだろうと思いました。

問題は、その先です。
月曜日、うまいこと、みんなが登校してきてくれたなら、
両校医にTel.or Fax.で、経過報告すれば済みます。
だけど、月曜日にやはり、大量の欠席者が出た場合・・・
・・・いったいどちらのDr.に先に連絡すべきなのでしょうか?

筋からいえば、金曜日に助言くださったB先生に
その後の経過報告をして、新たな措置について助言いただくのが自然ですが、
その後A先生に連絡し、彼がB先生とは違う措置を助言されたりしたら、どうする・・・!?
「すでにB先生との間でこのような結論になっていて・・・」なんて言ったらまた大変!
だけど、だからといってA先生に従ってB先生との結論を覆すのも、どうなのよ!?


・・・そんなこんなで、もう、お願いだから月曜日にはみんな学校に来てちょうだい、と、
祈るばかりの私です。
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by noraneko_89 | 2006-02-04 15:23 | ウイルス嫌い!!