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ちょっと自己満足?

久しぶりに救急車を呼びました。職場で。

3時間目が終わったあとだったかな・・・。
「足の爪が剥がれそう」という女の子の処置をしていたら、
「担架はどこですか?」と、教員が現れました。
担架の場所を教え、持って行ってもらった直後、
今度は女性教師が「何か血を押さえるようなものありますか?」と。
滅菌ガーゼのパックをいくつか渡して、
爪の剥がれそうな彼女の処置。
心の中で「外傷があるわけね」と思いながら・・・。

すると、その彼女と、つきそいの女生徒は、
「センセイ、慌てないの?」と
疑いの混じったような視線を向けてきました。
彼女たちには、私が異常にのんきに思え、
その姿が奇異に映った模様。

「私が慌てたら意味ないでしょ」と
淡々と処置。そこへ、内線電話が鳴り、事故の報告。
「今、担架隊が行きましたから」とだけ伝えて
また淡々と処置。
「センセイ!心配じゃないの?」と言いたげな、微妙に非難の混じった
目線を感じながら…(笑)。


やがて、被災者到着。
いや、実は怖かったよ、「何が運ばれてくるんだろう?」って
ホントはドキドキしていたのよ^^;


休み時間に、二組の追いかけっこが接触、
各組の一人ずつが激突、
ひとりが跳ね飛ばされてよろけたあと、柱に頭をぶつけ、
額のこめかみ寄りに、25~30㎜の裂創を負った
…ということだったようです。


「憶えてますか?どんなだった?」
ケガ人は、はっきりと状況を説明、意識に問題なし。
痛みをたずねたら「ヒリヒリする」という言葉が返ってきて
また少し安心。
顔の傷のわりに、出血が少なくておさまっていたのがさいわいで、
そのまま傷口の仮止め処置その他諸々。
ほぼ心配はなさそうだったけれど、
職員が搬送するには荷が重い怪我だし、
大事をとっての救急車対応となりました。


「縫うなり、テープで止めるなりの処置は必要」
との判断で送り出した子どもでしたが、
「最初の処置がいいので、このまま治療しましょ」
ということになり、縫合もせず、費用もお安く済んだらしいです。

「最初の処置がよかったから」
そのひとことに、実は私は、ものすごーく喜んでいました(笑)。
元気が出るわ。最高の褒めことばです。
そのひとことがもらえたら、応急処置者としては本望。

処置自体は、同業者なら誰だってそうするでしょ…という
基本的で「できてあたりまえ」の処置なのですが
「それでも嬉しい」日頃ほとんど評価されるチャンスのない私なのでした。あはは。
by noraneko_89 | 2007-06-28 23:53 | 日々の暮らし


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