「ほっ」と。キャンペーン

春が来る

朝から職員室で呼ばれて、
振り返ったら、ゆい(仮名)が泣いてた。

彼女が何で今泣いているのかはわからないけれど、
彼女が泣く理由なら、思い当たりすぎた。
明るくて元気で素直な彼女が、
大きくて重たいものを抱えているのは感じながら、
それでも、彼女のいちばんつらかったことに、
気づいてあげられなかった自分を知ったのは、つい最近のことで・・・。

「おいで」って連れて行って、保健室の中、
ゆいが、胸の中の思いを、もしも吐き出したいなら受けるつもりでいたけれど、
たぶんまだそんな時期にも至っていない。
喋らせることがいいことなのか悪いことなのかもわからない。

だから少し待って、喋る分だけを聞いて、
そのあとしばらくの間、黙ったままの時間が過ぎたあとで、
ふと思い出して、色画用紙とはさみと、
小学校の先生から分けてもらってあった型紙を、持ってきた。


無理に事情を聞きだしたところで、
今すぐ私が彼女を救える術があるわけでもなく、
せめて出来ることがあったとしたなら、
穏やかで優しい時間の記憶を、30分ぶん、一時間ぶん、
増やすことくらいで・・・・・・・・・。



緑の色画用紙で、黙って草の形を切り抜いたあとで、
「ゆいちゃん、蝶々、切ってくんない?」って言った。
「明日から三月だから、廊下に飾るんだ」って、はさみと型紙を渡して…。




彼女の座る窓辺の、ひだまりのあったかい場所で、
二人で黙々と、花や葉っぱや蝶々を、切り抜いていた。


「先生、蝶々、いくつ作る?」
「ねぇ、先生、違う色の桜も切っていい?」
「先生、雲も作ろうよ」


そんなゆいのことばに答えながら、
はさみを動かしながら、
陽射しの明るさとあったかさを感じながら、
癒されていたのは、たぶん私のほうだ。

ゆいのしあわせな記憶を、ひとつでも増やしたくて、
私の、しあわせな記憶が、ひとつ増えていった。
ゆいがこのことを憶えているかはわからないけど、
私はきっと、この今の空気を忘れないな・・・って思った。


ぎゅ…っと胸をつかまれるようなせつなさを感じながら。


明るい、あったかい場所で、
なんだか泣きそうになりながら………。



幼稚園の子どもがこさえるような、
草と花と、葉っぱと蝶々と、雲を並べた稚拙な貼り絵を作って、
ゆいと二人で、達成感を味わった。



迎えに来てくれたママは、初対面だけど思っていたよりしなやかな人たった。
担任の先生に話す声が聞こえた。
「情けないですよ、あれだけ啖呵切っといて、娘守れなくて・・・。
でも、ここからは私がサポートして行きますから」って。
お母さんもこれから大変だろうと思うけれど、
心強いことばを聞いて、
最悪の中でも、最善の方向に
動いていこうとしているんだなと思えて、少し安心した。


ゆいは、弱虫じゃないから、
きっと、大変でも、時間がかかっても、
しあわせに向かって頑張れるだろう。


春にはたぶんお別れになるゆいに、
結局、何もしてあげられなかったけれど、
せめて、私がもらった優しい記憶のぶんだけ、
「ありがとね」って、伝えた。





二月も今日で終わるね。
また、今年も、春が来るんだね・・・・・・。
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# by noraneko_89 | 2008-02-29 23:40 | そして、ありがとう

ちょっと自己満足?

久しぶりに救急車を呼びました。職場で。

3時間目が終わったあとだったかな・・・。
「足の爪が剥がれそう」という女の子の処置をしていたら、
「担架はどこですか?」と、教員が現れました。
担架の場所を教え、持って行ってもらった直後、
今度は女性教師が「何か血を押さえるようなものありますか?」と。
滅菌ガーゼのパックをいくつか渡して、
爪の剥がれそうな彼女の処置。
心の中で「外傷があるわけね」と思いながら・・・。

すると、その彼女と、つきそいの女生徒は、
「センセイ、慌てないの?」と
疑いの混じったような視線を向けてきました。
彼女たちには、私が異常にのんきに思え、
その姿が奇異に映った模様。

「私が慌てたら意味ないでしょ」と
淡々と処置。そこへ、内線電話が鳴り、事故の報告。
「今、担架隊が行きましたから」とだけ伝えて
また淡々と処置。
「センセイ!心配じゃないの?」と言いたげな、微妙に非難の混じった
目線を感じながら…(笑)。


やがて、被災者到着。
いや、実は怖かったよ、「何が運ばれてくるんだろう?」って
ホントはドキドキしていたのよ^^;


休み時間に、二組の追いかけっこが接触、
各組の一人ずつが激突、
ひとりが跳ね飛ばされてよろけたあと、柱に頭をぶつけ、
額のこめかみ寄りに、25~30㎜の裂創を負った
…ということだったようです。


「憶えてますか?どんなだった?」
ケガ人は、はっきりと状況を説明、意識に問題なし。
痛みをたずねたら「ヒリヒリする」という言葉が返ってきて
また少し安心。
顔の傷のわりに、出血が少なくておさまっていたのがさいわいで、
そのまま傷口の仮止め処置その他諸々。
ほぼ心配はなさそうだったけれど、
職員が搬送するには荷が重い怪我だし、
大事をとっての救急車対応となりました。


「縫うなり、テープで止めるなりの処置は必要」
との判断で送り出した子どもでしたが、
「最初の処置がいいので、このまま治療しましょ」
ということになり、縫合もせず、費用もお安く済んだらしいです。

「最初の処置がよかったから」
そのひとことに、実は私は、ものすごーく喜んでいました(笑)。
元気が出るわ。最高の褒めことばです。
そのひとことがもらえたら、応急処置者としては本望。

処置自体は、同業者なら誰だってそうするでしょ…という
基本的で「できてあたりまえ」の処置なのですが
「それでも嬉しい」日頃ほとんど評価されるチャンスのない私なのでした。あはは。
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# by noraneko_89 | 2007-06-28 23:53 | 日々の暮らし

素敵に育て!

6時間目も始まって、「もうこれが終われば子どもたち帰るだけだし」と、
気を許してちょっとコンビニに用事を足しに外出。
20分ほどして戻ったら、玄関の前にK先生。
車を降りて「ただいま~」と歩いていくと
「今、A子が授業中に吐いちゃって、お迎え待っているんです」とのこと。

「ひぇ~、肝心なときに留守してごめん!!それにしても、
ちょっと席をはずしたときに、ピンポイントで事件は起きるね」と、
保健室に駆け込むと、彼女は他の女性教員に付き添われて
着替えて保健室でお迎えを待っているところでした。

役に立たなくて申し訳ない~!と思いつつ、
ある意味、ゲ○現場に立ち会わずに済んだことに安堵していたのも、実は本心。



無事に保護者に引渡し、放課後の職員室。
「大変だったね」とその時の授業者と連絡を取り合っているとき、
「いやぁ、周りが冷静だったんで助かったよ」と彼。
誰も騒いだりしないで、大人の対応をしてくれたんだね。
格好のいじめの材料にもなってしまう可能性を持つ、この手の出来事、
本人のからだももちろんながら、精神的打撃も気になるのが中学校です。
だけど案外、こういうときに、
子どもたちの「思いやりある態度」に触れることが多くて、感心します。

今日はさらに、驚くことがひとつ。
現場に駆けつけたらしいK先生が
「Mのヤツ、頑張ってましたよね、こーやって」
…と、両手を前に差し出すポーズをしていました。

どうやら、クラスメイトのひとりが、
彼女の「ゲ○」を両手で受け止めてくれていたらしいのよ。

…なかなか、出来ないよね。
そう、こんな子だっている。
表に出るのは、困ったとんでもない中学生ばっかりだけど、
決してそれが全部じゃない。


なんだかちょっと、嬉しい気分になる話でした。


あとで、こっそり、彼女のことを調べてみると、
弟妹が3人いる、祖父母との8人家族。
家の中に、いろんな年代の人がいて、
タテ・ヨコ・ナナメのいろんな関係がある、
そういうのって、やっぱり大事なのかもしれないなぁ…なんて、
思ってしまいました。


…さて、これで月曜日に腹痛・嘔吐が続出したらノロだな^^;
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# by noraneko_89 | 2007-02-16 22:42 | 日々の暮らし

タッチ!

今の2年生は、本当に子ども。幼い。特に男子。

「キミが今、発達危機ってヤツに直面しているのは、よぉーくわかるよ。
だけど、その発達課題は、『14歳』じゃあなくて、『9歳』だよねぇ」
と思うことがしょっちゅうある。

そんなわけなので、手はかかりまくって、決してラクじゃないのだけれど、
妙に「かわいい」ところがあって、それが教員集団の救いだったりもする。


さて、今日の昼休みは、2年生の男子が数名やってきた。
例に漏れず、身長や体重を測りながら、あれやこれや楽しそうに話している。
その中で、ひとりが声を潜めて言った。
「Mたち、まさか、保健室までは来ないよな・・・?」
「こないだろー」と、周囲の声。

な、何?何なの?Mが来たらまずいの?
追われてるの?ケンカ中?呼び出されてる?・・・???

私はホントに心配になり、ひそかに耳をダンボにしておりました。
だって、本当に、真剣に心配しているみたいだったから…。



そこへ、「バタン!」とドアが開いて、
Mともうひとりの男子が入ってきました。
二人は笑いながら、中にいた男子に近づき、捕まえると・・・・・・



「タッチ!」








・・・・・・・・えーと、もしかして、もしかすると、
キミたち、鬼ごっこをしていたわけね^^;。


「鬼ごっこは外でやりなさーーーーい!!」

・・・って、
ここは中学なんだけど・・・。
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# by noraneko_89 | 2007-02-01 22:23 | 日々の暮らし

あー、はいはい。

地方公務員の勤務時間が8時間切ってるぞ!とんでもねー、税金泥棒だ!公務員はクズばっかり!たたけ!つぶせ!排除せよ!!!

…ってことかな?
公務員いじめにも、もう慣れたけどね。

ちなみに、一地方公務員であるワタクシの
現在の勤務時間(定時)は8:30~17:15、45分の休憩時間
を除いてちょうど8時間。
えーと、休憩っていうのは、隣の席の人と私語を交わしたら
休憩なのかな?
トイレに行っている時間も休憩かな?
食事を口に入れて噛んでいる時間は休憩。
…なら、全部足せば、20分くらいはあるかな?
それでも、年間毎月残業何百時間という民間の方も
いられることを思えば、
労働時間は確かに少ないかもね。
だけど、残業手当はないよ。
どれだけ残業しても、最大、月に、2000円くらい?

あ、基本給が高すぎますか??

そーだねー、きっと公務員は、働いていないのに
不当に高額の給料をもらっているんだよね。
税金を「どろぼー」しているんだよね。

うちの職場の先生たちが、
平均して毎日10時間は職場にいるのも、
日銭何百円で、休日出勤して部活しているのも、
旅費自腹で(全額ではないけど)全国大会に行っているのも、
仕事用に使うパソコン(職場に置きっぱなし、当然ネット接続なんてなし)を
自腹で買うのがあたりまえになっているのも、
夜の夜中に、担任の生徒の親からの電話相談に
応じているのも
(しかも、夫婦生活の愚痴までぶちまけられながら…)、
水道止められちゃった家庭に、食料の差し入れ(当然自腹)
しているのも、
払ってもらえなかった給食費、みんなで穴埋めしたことも、
時間外の呼び出しに、文句もなく駆けつけていることも、
…ぜーんぶ含めても、私たちの働きは
みなさんから見ると、不満なのよね。
いじめがあるのも、自殺する子がいるのも、
全部私たちのせいなんだよね。

もうわかったから。

あと何をどの位すれば許してもらえるのか、
教えてよ。


・・・と叫びたくなるくらいに、
ストレスたまっているのがわかった、自分で。


愚痴でごめんなさい。
でも、「学校は!」「教師は!」「公務員は!!」
って、責められるの、
ほんとに…、もう、いい…。
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# by noraneko_89 | 2007-01-08 00:01 | いい加減にしろ!

オアシス

町の養護部会でした。
小さな町なので、小中合わせても8人、そこに教委の担当者が入られて9人、
和やかで明るく楽しい、月に一度のお楽しみです。

年度の初めに、みんなでお茶菓子代を集めて、
そこからお菓子が用意されるのですが、
それに加えて、毎回必ず誰かの差し入れがあったりして、
会議の最初はレジュメの確認より先に、お茶菓子の確認から…みたいな(笑)。
いちおう、教委の会議室などは、「飲食禁止」なんて貼紙もあるのですが、
「ちゃんと後片付けすれば大丈夫よ」と見ないふり。
給食のある小学校の先生から、中学のメンバーに
給食の残りのパンを貰ったりすることも(おいしいのよ♪)。

今日はなんと、ある小学校の先生が、
学期の最後の『お楽しみ給食』で出された、おしるこの残りを持ってきてくれました。
「今日は部会でしょ?何人?」と栄養士さんが
人数分のスプーンまでつけて持たせてくださったのだとか。


それをみんなで分け合って食べながら、
「ここで、ノロが出たら大変だろうね」という話になりました。

「学校保健の中心、養護部会で集団食中毒」
「感染源は持ち出した給食のおしるこ」
「町内の養教すべてが、この時期にダウン」
「飲食禁止の会議室で宴会状態の会議」
・・・
言われ放題、だろうね(笑)。
でも、そう言って笑いあいながら、
私たちは、おしるこを食べる手を休めないのです。


教委のほかの先生からもよく
「養護部会は楽しそうでいいねえ」と言われます。
笑い声がうるさいのかもしれない、皮肉なのかも?だけど、
そう言われると、ついつい、嬉しくなって
「楽しいですよぉ、先生も今度いらしてください。お菓子あげます(^^)」
なーんて答えてしまいます。


だってこんなに笑って騒いでいても、
会議の内容は充実しているって自信があるもの。

「ねえねえ、私、健康診断について整理したくてまとめてるの。
出来上がったら冊子にしてみんなにも配るから、意見聞かせて」
「今日ね、感染症の対応についてまとめてみたんだけど、
間違っているところないか、みんなで見てくれないかな?」
「職員にこんなの配ったんだけど、良かったら参考になるかも、って、
コピーしてきたよ」
そんな感じで、各々が自主的に動いて増やしてきた財産もたくさんあるし。

「この間、こんなことがあったんだけど、こういう対応でよかった?」
「うちの保健室、閉鎖にされちゃったんですけどどうしよう」
なんて、日常の相談から、
「あなたのところの卒業生の○○ちゃん、小学校のときどんな子だった?」
「うちの学校の××がここのところずっと欠席なんだけど、お姉ちゃんのほうはどう?」
っていうようなすばやい情報交換、さらには、
「ああ、T先生なら、こういう言い方で頼むと快く協力してくださるよ」
などというアドヴァイスまで、
迅速に連携しあえる関係もある。

夏休みに集まって、教材作りしたり、
PC得意な人を講師にして、講習会してみたり、
予算要求が通りやすいように、打ち合わせしたり、
この部会があったから、ひとり職をやってこられた気がするな。


今日もホントに楽しかった。あーんど、とっても元気とやる気が出ました。
みんな、ありがとねー♪
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# by noraneko_89 | 2006-12-20 21:12 | 出張大好き

ノロ騒動

2ヶ月ばかりもご無沙汰していたのですねぇ。
いやぁ、なんだかあんまり「お仕事モード」じゃなくて、
とくに何も感じないで毎日過ごしていたもので…。

…で、気がつけばとっくにウイルスの季節。
「ノロが今年は4倍らしい」というニュースが聞こえ始めたころから、
げっ、やだなぁ…とは思っていましたけれど、
まさかこんな大騒ぎになるとはね。


まあ、ノロ騒動と、感染性胃腸炎ということばの普及のおかげで、
かねがね私が『気持ち悪い』と思っていた
『今年の風邪はお腹に来る』というコトバを聞かなくて済むようになったのは
大変うれしいコトです。

あと、もうひとつ嬉しいのは、
この騒動に、親が神経質になって、早めに学校を休ませてくれるので、
学校でゲロゲロちゃんになったりせずに済んでいることかな。
今までは『熱がないんだから』という判断で無理矢理登校させられる子も
けっこういたから。


だけどね、騒ぎすぎなんじゃないかなぁ…って思っているのは、私だけ?

それこそ「お腹の風邪にやられちゃってさぁ…」とか、
「いやぁ、牡蠣にあたって、参ったよ」なーんていって
過去にやり過ごしてきた中にも、ノロはいたと思うんだけど。
極端に体力や免疫力の弱い人はともかく、
中高生や働き盛りの成人にとっては、
三日吐き下すだけで、命に別状なく治るわけだし…。

そりゃ、私はかかりたくありませんけど。
ノロだろうがロタだろうが、ほかの微生物だろうが
胃腸炎で苦しむのはイヤ。
だけど、外部との接触を一切絶って暮らすわけに行かない以上、
どうにもならないこともあると思うの。

小学校や保育園なんかじゃ、
今までだって毎年この時期には
「あっちでゲロ」「こっちで下痢」みたいな地獄絵図と
格闘してきたはずなのよ。
そこに縁のない人たちが、知らなかっただけで…。


ノロ!ノロ!と放射能のように怖がって騒ぐ人に限って、
風邪引かないための努力もしないで、
盛大に咳き込みながら出勤してきたりするのも解せない。


もちろん、感染症の蔓延予防に、
より多くの人が真剣になってくれるのは、とってもいいことなのよ。
私がいちばん気になっているのは、マスコミの騒ぎ方が
O-157もノロウイルスも鳥インも同じってところ。
怖さが全然違うだろうが…。
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# by noraneko_89 | 2006-12-19 20:22 | ウイルス嫌い!!

私は親ではありません!

朝、出勤する私を待ち構えている女生徒一人。

「昨日、早退して、今朝も微熱があったんだけど、
お母さんに
『仕事で面倒見られないから、薬が効くまで保健室で休んでなさい』
って言われて、流れで登校してきた」

はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!?
朝っぱらから、これ以上疲れることはない・・・っていう気分ですわ。

「学校は託児所じゃないのよ、ふざけるな!」
ってのは、生徒本人に言ったって仕方のないことだし、
逆に言えば、目の前にいるのは、
そんなふうに朝から、母親に放棄された、かわいそうな娘。

とりあえず、1時間目は寝かせたさ。
だけど、熱もないし顔色も悪くないし、授業も「やってやれないことはない」
感じの子を、そう何時間もあずかるわけにも行かない。
他の子の手前だってあるし・・・。

だけど、教室に行くことを彼女は渋る。



これがもし、「大丈夫?学校休む?」って声をかけられながら
「ううん、頑張る」って言って出てきたなら、
一日何とかやれる程度の体調ではあるわけなのよ。
何の苦もなく暮らせるほどに元気ではないけど、
ちょっと「我慢」「努力」すればできるくらいなの。
中学生の「不調」って、こんな程度がいちばん多い。

だけどね、朝から「面倒見られないから、登校しろ」
なーんて言われちゃったあとに、頑張れるわけないじゃん。

ほんとにねぇ・・・。
親にも事情があるのはわかるよ。
出産後24時間×365日×20年間、
「立派な親の顔」をし通せ、とは、言わないよ。


だけどさあ、
臆面もなく「面倒見られない」って言い放つくらいなら、
産むんじゃないよ・・・と、言いたい・・・。
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# by noraneko_89 | 2006-10-20 12:27 | いい加減にしろ!

犯人はいるのか?

朝から「いじめ報道」を見ると、出勤意欲がすっかりそがれてしまう中、
自分の尻を叩きつつ、働く今日この頃です。

学校のほうも、報道のあおりを受けて、
日ごろは話題にも上らなかったような小さな子ども同士のトラブルまでを
やたら大きく取り上げる親御さんが急増中。
今日も、管理職は一日中、保護者面談している感じでした。
・・・まあ、親が子どもの言うことに、感心を寄せてくれるようになったのは
いいことなのかもしれませんが・・・。


それにしても、報道を見ていると、
せつない気持ちになることばかりだったりします。
この期に及んで、「学校にばかり責任を押し付けるな」とか
そんなことを、わざわざ言いたいとは思ってもいませんが・・・。

この、「犯人捜し」にばかり終始する体質。
誰か(もしくはどこか)に「絶対的な非」を求めて、
総出でそれを責めたてることで安心しようとするような空気、
それこそが、いじめ構造そのもののように見えたりもするのですが・・・。
国中で、こんな「いじめの現場」を朝から晩まで見せ付けているのだもの、
子どもの世界から「いじめ」がなくならないのも、当然じゃない?
・・・そんな気持ちになったりもします。

現に、コレを書いている今現在の私さえ、
この記事の、ことばの端っこをとらえて
「私はそんなコト言っているんじゃないよぉ」といいたいような形で
誰かに責められたら、どないしよ・・・とおびえている始末です。


繰り返し言いますけれど
「学校が悪いわけじゃない」といいたいのでもなければ
「学校ばかりを責めるなよ」といいたいわけでもなく、
ただ、
責め合いばかりじゃない方向へ行くことは出来ないの?
もっとあたたかいやり方で、みんなで手を取り合って
同じ悲劇を繰り返さない方法を探していくことは出来ないの?・・・って、
そう思っているだけです。


誰か一人が極悪人だっただけで、
取り返しのつかない悲劇なんて起きないと思う。
みんながみんな、少しずつ、悪いほうが、
ずっと大きなパワーだもの。
同じように、何かをいい方向に持って行きたかったら、
みんなが少しずつ「いいもの」を出し合うことのほうが
大事なんじゃないの?って思うのは
おかしいのかなぁ・・・??


ああ、なんだか、ことばが追いつかないな・・・。
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# by noraneko_89 | 2006-10-18 23:39 | いい加減にしろ!

いきなり私ですか!?

町の国際交流事業か何かで、オーストラリアからの留学生が
町内の一般家庭に数日間のホームステイをしております。
本日は、そのうちの5名が、うちの学校に交流に来る日でした。

1年生の「総合的な学習」と絡めた関係もあり、
1年の英語科の先生が夏前から準備を整え、
1年生の各クラスでも、迎え入れの準備をし・・・という状況の中、
実はどこ吹く風で過ごしていた私です。


さて、今朝の10時ごろでしょうか、うちの学校に来る5名の留学生と引率の先生を迎えるべく、
管理職は玄関で待機しておりました。
彼らと関係者の大人とを乗せた車がロータリーに到着し、
玄関の中で待つ校長・教頭などが車から降りる彼らを見ていたのですね。
私は、それとはまったく関係なく、
体調不良の2年生をお迎えに来る保護者を待ちながら、
玄関脇の事務室で、消耗品購入のためのカタログチェックをしていたわけです。

そのとき、
・・・突然呼ばれました。

「留学生の子が、吐いちゃった」だって・・・。


到着したご一行の中の、一人の女子生徒が、
車から降りるなり、嘔吐してしまったようでした。
こちらの職員は、まだ、玄関の中で降車する彼らを一方的に見ている段階、
hello!の挨拶も交わす以前での出来事です。


校長・教頭・担当職員スッ飛ばして、いきなり、まず、私かい!?

突然のハプニングに、はじめましての挨拶もそこそこに、
正面の正式な玄関よりも近い妙な入り口から、
その留学生は保健室に直行。


聞いてみれば、彼らの行程はかなりの強行軍で、
昨日こちらについて、そのままTDLで遊び、
夜遅くに満員電車にさんざん揺られたあとホストファミリーの家に散り、
緊張も解けず、おそらくロクに眠りも食べも出来ないまま、
今日の学校訪問に至ったのだとか・・・。

若干13歳の子どもが、ことばも通じない異国の、赤の他人の家で過ごすという
ストレスフルな状況の中、旅の疲れ、睡眠不足、乗り物酔いに極度の緊張・・・
と重なれば、体調を崩すのも当然のこと・・・。


結局彼女は、今日という日のほとんどを、
異国の学校の保健室のベッドで過ごす事になったのでした。


それだけでも、充分にかわいそうなのですが、
さらにかわいそうなのは、そこの養護教諭に英語力がほとんど備わっていないコトでした。

いやぁ、マジで、私もつらかったもの。
養護教諭から『問診』をとったら、何が残るの?って感じでした。
嘔吐した事実はわかるものの、彼女がいったい今どんなふうに具合が悪いのかさえ
聞き出せない自分が、心底情けなかったわ・・・。
これ以上不安にさせないための笑顔くらいは、『年の功』でなんとか作れたけれど、
実際は私自身も『二人っきりにしないでくれ~~~!!』と心で叫んでおりました。
たまたま偶然、授業離脱した男子生徒を探しに来た3年職員が英語科だったときなんて、
彼が『救いの神』に見えたもんね・・・。
NO○AのテレビCMの「ごめんなさい・・・」を
からだで感じる一日でしたわ^^;


引率の先生は、流暢な日本語を話す方だったのですが、
それでも、具合の悪さとか、症状とか病名とか、そういう専門用語的なものになると、
「日本語では何ていうのかわからないけど・・・」になっちゃうのよね。
私としても、まともにかけられたことばは、最後の「Take care」だけ、という有様。
「現代の日本人として、この、英語力のなさは致命的かも・・・」と
反省させられた一日でございました・・・。
日ごろ、「ガーッと走ってたら、ドーンってぶつかって、ウッってなって・・・」
みたいな説明しか出来ない生徒を相手に
「あいつら、日本語使えないから・・・」
なんて言っていた私だけど、
「ガーッ」とか「ゴォーッ」とか「ウゥゥゥ」も、やはり立派なJapaneseなのだと
認めざるを得ないひとコマでございました。


うーん、立派な養護教諭になろうと思ったら、
今からでも語学留学しないとマズイのかも・・・^^;
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# by noraneko_89 | 2006-09-23 00:37 | 日々の暮らし